結婚式やポーティーなど、男性のフォーマルシーンと言えば蝶ネクタイをイメージされる人が多いのではないでしょうか。
しかし、蝶ネクタイには着用するのに相応しい時間帯やマナーがあるので、着用する前にしっかりと把握しておいたほうが良いでしょう。
それでは今回は、知っておきたい蝶ネクタイの種類とマナーについてご紹介いたします。
蝶ネクタイの種類
蝶ネクタイは「ボウタイ」とも呼ばれ、結婚式やパーティーなどで使用することが増えてきました。
元々は夜の礼装用のネクタイと使用されており、ローマ兵が首に巻いた布が蝶ネクタイの原点だと言われています。
さて、一言に蝶ネクタイと言ってもその種類は様々です。
種類によって最適なシーンがあるので、蝶ネクタイを身につける前にまずは種類を把握しておきましょう。
バタフライ
先端の幅が7.6cm~8.9cm程度のものです。
蝶が羽を広げている姿に見えるフォーマル用ネクタイのことで、最もフォーマルで伝統的なタイプです。
セミバタフライ
バタフライボウタイと比べてやや小ぶりの蝶ネクタイです。
両端の幅が5.7cm~8.9cm程度で、現代では主流のタイプとして多くの方に利用されています。
ポインテッド
フォーマルシーンで利用されるイメージの多い蝶ネクタイですが、ポインテッドボウタイは比較的カジュアルシーンで着用されることが多いタイプです。
タイの両端が三角形に尖っているのが特徴です。
顔の大きさで蝶ネクタイを選ぼう
蝶ネクタイは、着用する人の顔の大きさで決まるため、「このタイプが無難!」とは言い切れません。
一般的に言われているのは、目尻から顔の輪郭までの間に端がおさまる蝶ネクタイが良いと言われています。
蝶ネクタイを選ぶ時は、蝶ネクタイを実際に試着してみるか、メジャーを片手にサイズを測りながら選ぶようにしましょう。
フォーマルシーンで覚えておきたい超ネクタイのマナー
蝶ネクタイは普段使いする機会が少なく、どちらかと言えば結婚式やパーティー・同窓会などの人生の節目となるシーンで着用することが多い装飾品です。そのため、蝶ネクタイを着用する際にはマナーをしっかり把握しておきたいものです。
では、フォーマルシーンで覚えておきたい蝶ネクタイのマナーをご紹介いたします!
結婚式では白色以外の蝶ネクタイを着用する
結婚式で蝶ネクタイを着用するのは新郎だけというイメージがありますが、蝶ネクタイは前述したように本来は夜の礼装時に着用されてきました。
しかし、白の蝶ネクタイは新郎が着用するのが相応しいため、白色は避けたほうが無難です。
結婚式の二次会などカジュアルな場面であれば、白の蝶ネクタイを色見のあるシャツと合わせてもオシャレにきまります。
基本的には夜に着用する
前述した「蝶ネクタイは夜の礼装時に着用する」という記述から、蝶ネクタイは夜にしか着用してはいけないのかな?と思った人も多いと思います。
基本的には夜に着用するのが好ましいですが、ホテルで行われる格式高い結婚式やパーティーなどの場合は、昼でも蝶ネクタイを付けても構いません。
蝶ネクタイに合わせるシャツはウィングカラーじゃなくてもOK
本来は、蝶ネクタイは襟が三角に折れた「ウィングカラー」と呼ばれるシャツに合わせるのが正式でした。
しかし現代では、一般的なシャツであるレギュラーカラーに合わせる人が多くなっています。
結婚式の二次会や同窓会などのカジュアルなシーンではレギュラーカラーに合わせ、結婚式などではウィングカラーに合わせることで、フォーマル度がより高くなります。
まとめ
結婚式やパーティーなど、そう多くないフォーマルシーンで一度は着用していただきたいのが蝶ネクタイです。
蝶ネクタイは古来より夜の礼装時に着用する格式高いもので、着用することでよりフォーマル度が高まります。
しかし、今回ご紹介したようにマナーをしっかり把握したうえで着用しなければ、折角の蝶ネクタイも台無しです。
蝶ネクタイを身につける際は、今回ご紹介したことを参考にして正しく着用するようにしましょう。